by Yusuke Sakumoto

プログラミング実習I : Eclipse でのプログラム開発

目次

1. はじめに

  • ここでは,Eclipse でのプログラム開発の基本として,プログラムの作成と実行の方法を勉強します
  • 資料の流れは以下の通りです
    • Eclipse の起動方法
    • 新規プロジェクトの作成方法
    • クラス(プログラム)の追加方法
    • プログラムの実行方法
  • 注意事項
    • 本資料の内容は,大学実習室に置いてある Windows PC に基づいて作成しています
      • 個人 PC (特に,Mac)で作業する場合,細部に相違がある可能性があります

2. Eclipse の起動方法

  1. デスクトップの下にある「スタート」から Eclipse を起動する
    • インストール資料 の (Eclipse 4/7 のスライド)の下部に書かれている,「スタートにピン留めする」を行っていれば,少ない手順で起動できます
  2. 起動すると,以下の図のようなウィンドウが開きます

    • 「ようこそ」タブは,閉じてください

    launch_eclipse2.png

    図1: Eclipse の起動ウィンドウ

3. 新規プロジェクトの作成

3.1. プロジェクトとは?

  • Eclipse における,プログラムに関する各種情報を管理する単位のことです
    • 一般的に,Java では,複数のプログラムファイルを組み合わせて開発を進めていきます
    • 実行に必要な複数のファイルは,一つのプロジェクトにまとめておきます
  • 本実習では,小課題(R1_2 など)ごとに,プロジェクトを作成することを推奨しています

3.2. 手順

  1. 新規にプロジェクトを作成するためには, Eclipse を起動し,メニューから 「ファイル」→ 「新規」 を順に選択し, 「Java プロジェクト」 をクリックします

    make_project1.png

    図2: 新規プロジェクトの作成(その1)

  2. すると,以下の図のようなウィンドウが表示されます

    • 以下の 3 つを行って,「終了」ボタンをクリックしてください
      • 「プロジェクト名(P):」のところに プロジェクトの名前 を入力
        • 以下の図では「sample」をプロジェクトの名前として入力している
      • 「JRE」→「実行環境 JRE の使用(V):」 で 「JavaSE-21」 が選択されていることを確認
      • 「モジュール」で「module-info.java を作成(M)」のチェックが 外れていること を確認

    make_project2.png

    図3: 新規プロジェクトの作成(その2)

4. 新規クラスの作成

4.1. クラスとは?

  • Java プログラムを作成する基本単位のことです
    • 実際にどういうものかは,講義の中で勉強します
  • Java では,一般的に,クラスは一つのプログラムファイルに書かれます
    • Eclipse でクラスの作成を行うと,プログラムファイルが一つ作成されます

4.2. 手順

  1. 新規にクラスを作成するためには,メニューから「ファイル」→「新規」を順に選択し,「クラス」をクリック

    make_class1.png

    図4: 新規クラスの作成(その1)

  2. すると,以下の図のようなウィンドウが表示されます

    • 以下の 2 つを行って,「終了」ボタンをクリックしてください
      • 「パッケージ(K):」のテキストボックスに 何も書かれてないこと を確認
      • 「名前(M):」のところに クラス名 を入力
        • 以下の図では「Sample01」をクラスの名前として入力している

    make_class2.png

    図5: 新規クラスの作成(その2)

  3. クラスの作成が完了すると,以下の図のような画面になります

    • 新しいクラスのファイル(図では「Sample01.java」)が追加されていることを確認してください

    make_class3.png

    図6: 新規クラスの作成(その3)

5. プログラムの実行

5.1. サンプルプログラム

  • ここでは,以下のサンプルプログラムを実行する例を紹介します

    public class Sample01 {
     public static void main(String[] args){
         System.out.println("これはサンプルプログラムです.");
     }
    }
    

5.2. 手順

  1. 以下の図のように,項目「新規クラスの作成」 で作成したプログラムファイル(Sample01.java) に,↑のサンプルプログラムをコピー & ペーストしてください

    exec_program1.png

    図7: プログラムの実行(その1)

  2. 以下の図のように,メニューから「ファイル」を選択し,「保存」ボタンをクリックして,プログラムファイルの変更を保存します

    • プログラムファイルの保存は,キーボードで「Ctrl」+ 「s」を同時に押しても行われます
      • ※ Mac の場合は,「command」(⌘) + 「s」 になります

    exec_program2.png

    図8: プログラムの実行(その2)

  3. 以下の図のように,メニューから「実行」を選択し,「実行」ボタンをクリックすると,プログラムが実行されます

    exec_program3.png

    図9: プログラムの実行(その3)

  4. 実行結果は,画面下部の「コンソール」に表示されます

    • 「これはサンプルプログラムです.」 という文字が出力されたことを確認してください

    exec_program4.png

    図10: プログラムの実行(その4)

著者: Yusuke Sakumoto

Created: 2025-08-27 水 13:25

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