(E3_1) 大学生協アプリに5000円チャージした．その翌日から昼食を毎日とるが，いつもランチセット390円を購入する．日々のカード残額を表示するプログラムを while 文を用いて作成せよ．ただし，残額がランチセットの値段を下回った時点で表示を終了する．
本問では break 文（4.3.5項）は使用せず，while 文の条件式で繰り返しの継続/終了を判定すること．

次の結果が得られることを確認せよ.

   0日目残額 5000円
   1日目残額 4610円
   2日目残額 4220円
   3日目残額 3830円
   4日目残額 3440円
   5日目残額 3050円
   6日目残額 2660円
   7日目残額 2270円
   8日目残額 1880円
   9日目残額 1490円
   10日目残額 1100円
   11日目残額 710円
   12日目残額 320円
  

(E3_2) 大学生協アプリに5000円チャージした．その翌日から昼食を毎日とるが，いつもランチセット390円を購入する．日々のカード残額を表示するプログラムを while 文を用いて作成せよ．ただし，残額がランチセットの値段を下回った時点で表示を終了する．
本問では while 文の無限ループ（4.3.6項）を用い，if 文と break 文（4.3.5項）により繰り返しを終了すること．

(E3_3) for 文の 2 重ループを使って，掛け算の九九の表を下記のように表示するプログラムを作成せよ．なお，printf の書式は %3d を使用せよ．
（余裕があれば，%d，%-3d，%03d, %4d についても場合も試し，違いを確認せよ．これらの書式は右詰め，左詰め，ゼロ埋めなどを表す）．

        1  2  3  4  5  6  7  8  9
	2  4  6  8 10 12 14 16 18
	3  6  9 12 15 18 21 24 27
	4  8 12 16 20 24 28 32 36
	5 10 15 20 25 30 35 40 45
	6 12 18 24 30 36 42 48 54
	7 14 21 28 35 42 49 56 63
	8 16 24 32 40 48 56 64 72
	9 18 27 36 45 54 63 72 81
   

(E3_4) 0 ≤ i < j < 7 を満たす整数の組 (i, j) を以下の順番で表示するプログラムを for 文の 2 重ループを用いて作成したい．本問題では if 文を使用せず，for 文の初期値と継続条件を適切に与えて解答すること．

 ( 0, 1 )
 ( 0, 2 )
 ( 0, 3 )
 ( 0, 4 )
 ( 0, 5 )
 ( 0, 6 )
 ( 1, 2 )
 ( 1, 3 )
 ( 1, 4 )
 ( 1, 5 )
 ( 1, 6 )
 ( 2, 3 )
 ( 2, 4 )
 ( 2, 5 )
 ( 2, 6 )
 ( 3, 4 )
 ( 3, 5 )
 ( 3, 6 )
 ( 4, 5 )
 ( 4, 6 )
 ( 5, 6 )

 ( 0, 1 ) ( 0, 2 ) ( 0, 3 ) ( 0, 4 ) ( 0, 5 ) ( 0, 6 )
 ( 1, 2 ) ( 1, 3 ) ( 1, 4 ) ( 1, 5 ) ( 1, 6 )
 ( 2, 3 ) ( 2, 4 ) ( 2, 5 ) ( 2, 6 )
 ( 3, 4 ) ( 3, 5 ) ( 3, 6 )
 ( 4, 5 ) ( 4, 6 )
 ( 5, 6 )

 ( 0, 6 ) ( 0, 5 ) ( 0, 4 ) ( 0, 3 ) ( 0, 2 ) ( 0, 1 )
 ( 1, 5 ) ( 1, 4 ) ( 1, 3 ) ( 1, 2 ) ( 1, 1 )
 ( 2, 4 ) ( 2, 3 ) ( 2, 2 ) ( 2, 1 )
 ( 3, 3 ) ( 3, 2 ) ( 3, 1 )
 ( 4, 2 ) ( 4, 1 )
 ( 5, 1 )

(E3_5)以下のプログラムを作成せよ．

• 変数 t を定義し，適当な正の整数を代入する．
• 1 以上 t 以下の整数の 和 1 + 2 + … + t を求めて表示する．ここでは，for 文を用いること．
• 和の公式   t × (t+1) / 2   を使用した計算結果も表示する．
       for 文の数値と公式から計算した数値が一致し，かつ正しい値であることを確認せよ．

• キーボードから正の整数 a を受け取る．
• 1 以上 t 以下の整数の和を S_t = 1 + 2 + … + t と記すとき，S_t < a であるすべての正の整数 t に対して，t と S_t の値を表示するプログラムを作成せよ（表示部分は上で作成したものと同じでよい）． t をカウンタ変数（ループ変数）とするループには while 文を用いること．

 （表示例） a = 50 のとき
      t    for  公式
    -------------------
      1     1     1
      2     3     3
      3     6     6
      4    10    10
      5    15    15
      6    21    21
      7    28    28
      8    36    36
      9    45    45
   

(E3_6) 下の例題プログラムを入力, コンパイル, 実行し, どのような結果が得られるか観察せよ．表示内容の数字の増え方に注意すること．
次に, このプログラムを書き換えて，1 ≤ x ≤ y ≤ z < 5 を満たす ( x, y, z ) のみ表示するプログラムを作成せよ．本問では if 文を使用せず，for 文の初期値と継続条件を適切に与えることで解答すること．

#include <stdio.h> int main( void ) { int x, y, z; for ( x = 1; x < 5; x++ ) { for ( y = 1; y < 5; y++ ) { for ( z = 1; z < 5; z++ ) { printf("( %d, %d, %d ) \n", x, y, z ); } } } return 0; }

(E3_7) キーボードから正の整数 n を受け取り, a²+b²=c², a<b を満たすような n 以下の正の整数の組 (a, b, c) がいくつあるかを求めて表示するプログラムを作成せよ． 単に個数のみならず，(a, b, c) も表示することで結果を確認することを勧めます．

• もっとも素朴なやり方は n 以下の整数の組 ( a, b, c ) について，3重ループにより総当たりで調べることである．
• もし余力があれば，無駄な場合（たとえばa>cとなるようなもの）を省いて計算量を削減する工夫を加えてみるとよい．工夫した事項があれば，レポートに記すこと．

n = 15 のとき 4 個，n = 250 のとき 165 個となることを確認せよ．

(E3_8*) キーボードからまず2種類の文字 s と t を，次に正の整数 n と m を受け取ると，下のサンプルのように，2 種類の文字を n x m 個(縦に n 個，横に m 個)並べたパターンを表示するプログラムを作成せよ．文字の並べ方は下のサンプルにこだわらないので，自由に面白いものを作成せよ．でき上がったプログラムを一つだけ提出せよ．入力部分については以下のコードを利用してよい．正常に動作すればもちろんこれ以外の書き方でもよい．

	printf("s, t = ");
	scanf("%c %c", &s, &t);
	printf("n, m = ");
	scanf("%d %d", &n, &m);

(表示例)

s='o', t='.', n=4, m=5 のとき

            o....
            oo...
            ooo..
            oooo.

    s='^', t='v', n=6, m=13 のとき

            ^v^v^v^v^v^v^
            v^v^v^v^v^v^v
            ^v^v^v^v^v^v^
            v^v^v^v^v^v^v
            ^v^v^v^v^v^v^
            v^v^v^v^v^v^v

    s='+', t='*', n=7, m=7 のとき

            +++++++
            +++*+++
            ++***++
            +*****+
            ++***++
            +++*+++
            +++++++